乞食鯉釣り師の意地を見せる
ますます寒くなってきた。。。と言っても今週は3月の陽気で暖かくなるようだけど、先週末までは寒かったよな。
多少暖かくなろうが鯉の活性は変わらず、2月、3月に向けて水が更に減ってきている気がする。足元の岩場が随分水面に出てきているし、ウキ下を確認すると5~10cmは減ってしまっている。
このため、鯉もフナもみんな深場へと行ってしまうのだろう。
川岸をぶらぶら歩いて、水深の深そうな部分を探してみた。
枯れた草木が鬱蒼と生えている場所へも踏み込んでいき確認。
カラッカラになった草で、手で握りしめると簡単に朽ち欠けてしまう。それでも春になったら、緑の岸辺になってしまうんだよな。生命ってすごいね。
何とかベンチをおけるスペースがあり、水深も1m以上あるポイントだったので竿を出してみた。
もちろん延べ竿一竿のみ。
ライン、ハリス、針はダイソーだ。
ダイソーの伊勢尼9号の3号ラインは本当に使えるね。
パンでも釣れるだろうか。
周辺には釣り人は誰もいない。
投入してから随分時間がたった気がするけど、浮きは一向に微動だにしない。
すると、浮きが飛び跳ねるように上下し始めた。長い間あたりが来ないと、浮きが動いても目の錯覚だと思ってしまう。
ぼーっとしていた時に動いたので、ハッとしてすぐに合わせをくれた。
遅まきながらも合わせはヒット。
糸鳴りの音が乾ききったくさきに覆われた岸辺をつんざく。
すれていない鯉だったのだろう。大慌てで暴れまわっていた。
どっしりとした体格。
腹回りもたくましく、見ていてたら水槽で飼いたくなってきた。
もし、大学を卒業して就職して、お金を貯めて家を建てられる時が来たら…庭に鯉用の池なんて作ってみたい。
乞食鯉釣り師なのに、夢みたいなことを考えていた。
プアーフィッシング!LOVE!